小麦について


 私ごとですが、数年前から小麦製品は食べていません。

それまでは菓子パン大好き、三食ともパンのこともありました。パスタもピザも好き。好きすぎて国産小麦で天然酵母パンを作ったりしていました。

私はとくに体調不良とは思っていなかったのですが、小麦のパンを食べずにご飯をたくさん食べるようになって、体が軽く動くようになり元気になりました。

 

 2019年9月17日放送の「ザ!世界仰天ニュース 人気モデル衝撃の肌荒れ理由」という番組で紹介された、ギャル系ファッション誌の専属モデルで、動画配信の登録者が37万人という岩本紗也加さんのお話です。

 もともと肌のきれいな方で特別なお手入れなどしていなかったそうですが、毎晩飲み歩き、朝からピザを食べたり、菓子パンが大好きで撮影中も食べていたそうです。ある日頬にニキビが出るようになり、それがどんどん増えて悪化していったそうです。皮膚科の薬も効果なく、顔を人に見られたくないので仕事以外に外出もしなくなりました。そんな時に偶然手にした雑誌に「小麦などに含まれるグルテンを摂取すると、腸に炎症を起こす人もいて、それが肌荒れの原因になる」と書いてあったそうです。 

 大好きだった小麦製品を止めると決めてから、2週間ほどで吹き出物が明らかに減ったそうです。それから本当に小麦が原因か知るために、パンを大量に食べてみたら、その日のうちに吹き出物が顔一面に出たそうです。そのあと病院で検査を受けてみると、小麦アレルギーということがわかったそうです。

 

 成人になって新しく症状が出る食物アレルギーのうちトップは小麦で約4割にもなります。小麦を使っている食品は、本当にたくさんあります。パンやラーメンだけではありません。

 小麦アレルギーは、食物アレルギーのうちの一つです。食物アレルギーとは、ある食物を食べることで、本来は自分を守るためのものである免疫システムが暴走して、体に不都合な症状が出ることです。

原因は食物に含まれるタンパク質です。

 

日本でのアレルギーの原因物質は、主に卵、牛乳、小麦です。一歳未満から症状が出ることが多いのですが、消化機能が発達してだんだん食べられるようになります。子どもさんの場合、卵、牛乳アレルギーは5歳までに9割、小麦アレルギーは12歳までに6割が落ち着くと言われています。

一方、成人に多い小麦、甲殻類、果物、魚、ナッツなどのアレルギーは自然に治ることはほとんどないと言われています。

 

おもなアレルギー症状は、次のとおりです。

 

 

特に、喉の粘膜が腫れると最悪の場合窒息してしまいます。また急性のアレルギー反応をアナフィラキシーといい急激に血圧が下がったり、意識がなくなったりして非常に危険です。

 

食後5分から2時間以内にこのような症状が現れるものを「即時型アレルギー」といいます。

 

 それに対して「遅延型アレルギー」という食後数時間から数日後に症状が出るタイプの食物アレルギーがあります。このアレルギーは、好きでたくさん食べている食物に出やすいと言われています。

 

【遅延型食物アレルギーと思われる症状】

・食事のあと眠くなる。

・パンなど特定の食品を食べた後に腹痛、下痢、ムカムカなど。

・毎日排便がない。排便時間が長い(5分以上)。

・下痢しやすい。排便後スッキリした感じがない。

・皮膚が荒れやすい。乾燥しやすい、ニキビができやすい。アトピー性皮膚炎。

・アレルギー体質(花粉症、アレルギー性鼻炎、喘息など)

・朝が起きにくい、一日中だるい。

・集中力が低下している。頭の中に「もや」がかかったようになる。

・落ち込みやすい。ささいなことで不安になったりイライラする。

・肩こり、腰痛、頭痛がある。

・生理不順、生理痛、生理前症候群。

・原因不明の微熱が続く。

・寝付きが悪い。途中で目が覚める。熟睡感がない。

・お腹が空くとふらついたり、めまいが起こる。

 

 

 この中に3項目以上当てはまる場合は、遅延型食物アレルギーの可能性が高いと言われています。

 

 この遅延型食物アレルギーは、通常の保険診療の血液検査ではわかりません。民間の検査機関の血液検査では、たとえば144項目のIgG検査が約5万円です。

 

もっと安上がりで、確実な方法があります。最初にお話ししたパンでニキビになった女性のように、原因と思われるものを2,3週間食べないことです。症状が軽くなったら、もう一度少しだけ食べてみます。それで症状が出たら、原因がはっきりします。実は血液検査をしても、この食べるのを止めてみる検査はします。血液検査の結果と実際が合わないことも、ときどきあります。

 

遅延型食物アレルギーが起こる原因に腸内の環境悪化があります。腸内には100兆個もの腸内細菌がいて、それらが免疫や消化吸収に深く関わって、バランスを取っていることがわかってきました。

 

 

腸粘膜の細胞はお互いに密着していて、必要なものだけを通す仕組みがあります。ところがこの密着を開けっ放しにしてバリアが働かないようにする物質があることがわかりました。小麦のたんぱく質の一つであるグルテンです。

このダダ漏れの状態の腸(リーキーガット)から入ってくる異物が腸の炎症を起こし、血液の流れに乗って全身に回り、アレルギーや他の不快な症状を引き起こしていると考えられています。

 

 

                  ニッテン配合飼料 ウェブサイトより

 

 

 グルテンとは小麦のタンパク質の一種で、食品に粘り気と弾力を与えます。パスタやうどんのモチモチした食感や、パンのフワフワはグルテンの働きです。また満足感のある食感から、「グルテンミート」という動物性の材料を使わないお肉もどきにも使われています。和食の材料でお吸い物などに入っている「麩」もグルテンでできています。

 

小麦製品

パン・パスタ・ピザ

ラーメン・うどん・そうめん・お好み焼き

 たこ焼き・肉まん・餃子や春巻きの皮

天ぷら・とんかつ・フライなど揚げ物

カレーやシチューのルウ

麩(ふ)

洋菓子(ケーキやパイ)

和菓子(饅頭、かりんとうなど)

つなぎに小麦を使用(ハム・ソーセージ・ハンバーグ・かまぼこ・ちくわ)

 

植物性たんぱく(グルテンのこと)

★加工食品は、表示ラベルを見ると「小麦使用」と書いてあります。


 

 それから、私がお米をおすすめする理由がもう一つあります。国産だからです。

小麦の自給率は約14%で、輸入小麦のほとんどはアメリカ産とカナダ産です。遠い国から船で運ばれてくる間にカビが生えないように、輸送時には防カビ剤をかけているそうです。この薬剤、農薬から食品添加物に分類変更されたので、残留農薬の計測項目から外れているそうです。

 

そのほかにグリホサートという除草剤の残留量基準値も玄米の0.ppmに対し、小麦は30ppmと300倍です。

農民連食品分析センターによりますと、日本で売られているほとんどの食パンからグリホサートが検出されたそうですが、国産小麦の食パンからは検出されていません。

 

 もしかしたら輸入小麦の一般的なパンを食べると、グルテンによってリーキーガットになってスカスカなところから、農薬も吸収してしまっているかもしれません。

 

  小麦アレルギーじゃないから小麦製品は大丈夫、というわけでもないんです。安全・安心なものを食べることは、とても大事だと思っています。

 

 私のお米生活は、順調にすすんでいます。みなさんもいかがでしょうか。


◆ こちらから、小麦をやめたかたのお話など