ご飯を食べると太るでしょ？の答えは、太る時も太らない時も、です。ご飯（米飯）と一緒に何を食べるか、で決まってきます。
ある糖尿病の男性、長年服薬治療を受けています。これまで他の医療機関で治療を受けＨｂＡ１ｃが７，０前後でした。薬を変えていないのに、半年ほどで８，５になり、ついに９，０。このままでは注射ですよと話をしたところ、「真剣に食事を考えるから」と言われるので、薬もそのまま飲んでもらいました。
さて約二カ月後に受診された時、なんとＨｂＡ１ｃは７，４！ビックリです。体重も４ｋｇ減ったそうです。何を食べていたかといいますと、おむすびです。揚げ物、菓子パンは禁止。肉も魚も焼くか煮たもの。大豆、野菜料理は何でもどうぞと。真剣に取り組まれたことが、数字からわかります。「毎日、ずっとおむすびでは続かないかも。」と言われるので、「週に１回はご馳走を」。
ね、油脂の量をぐっと減らして米飯を食べるなら、大丈夫。この場合、おむすびは、ご飯がたくさんおかずが少しを表現しているだけで、お茶碗のご飯でも何も問題ありません。
デンプンは血糖値が上がりますが、糖質がたくさんあるとインスリンの働きが良くなります。（油脂があると働きが悪くなります）だからおむすびをたくさん食べても、すぐに下がるというわけです。もちろん、食べ過ぎたら余分なものは身につくのは当たり前です。ほどほどに。