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お水を飲もう


 暑いですね。汗をかいたら、喉が渇いたら、乾いたと感じなくても水分をとりましょう。と、何度も聞かされていると思います。できたらジュースやコーヒーではなくて、水や麦茶のようにカフェインの入っていない飲料がおすすめです。私はネティエノさんで買った柿茶がお気に入りです。ビタミンCも豊富ですし。

 ところで、○○スエットや〇エリアスなどのスポーツ飲料と、OS-1やアクアソリタのような経口補水液の違いをご存知ですか。スポーツ飲料は糖分が多く塩分少な目、ですから激しい労働やスポーツのときにどうぞ。経口補水液は糖分は少なく塩分が多いものです。急激に脱水になっているときに塩分を補う目的で飲みます。

 急激な脱水とは、汗が滝のように噴き出していたり、おう吐や下痢を繰り返して水が飲めなくなっているときに起こります。

 汗をいっぱいかいたという時は、冷えた水と梅干しや塩分タブレットくらいで十分と思います。尿の回数が少なくなったら、水分が足りません。トイレに行きたくなるまで飲んでください。

 

 炎天下で重労働、汗を大量にかいて水ばかり飲んでいて塩分不足で倒れた方もいます。(汗に塩分が出ていってしまった)

 またある方は室内にいて汗も出ていなかったけど、熱中症になってはいけないと、お水をたっくさん飲んでいました。あるとき一日中こむら返りになっていて痛くてたまらないと連絡があったのでいろいろ聞いていると、減塩に気を使って塩分を相当控えているうえに水分を大量に飲んでいたようです。塩を舐めてもらったら「甘い!」。ひとまず、みそ汁を普通の味でつくってもらうことにしました。それ以来、こむら返りは起こっていないそうです。何事もバランスですね。(こむら返りは水分不足のことが多いようです)

 

 熱中症になってしまったら、なりかけたら、とにかく涼しい場所へ。水分を摂っても回復しない時は、身体を冷やしてください。水のシャワーを浴びたり、濡らしたタオルで身体を拭いたり。氷や保冷剤で冷やすなら、背中の上部や太ももなど大きな筋肉も。

 大量の汗をかいて寒がっている場合やおう吐やひどい頭痛、痙攣などは、すでに軽症ではないので治療が必要です。医療機関で治療を受けてください。熱中症は、回復するのに時間がかかります。症状が落ち着いてからも10日間くらいは養生されてください。