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数年前、保育園で手洗いの回数を増やしたところ、インフルエンザで休む園児が減ったという調査がありました。手洗いの回数を増やしただけですが、感染を防ぐ効果があったということです。
ウイルスを含んだ唾(つば)を咳やくしゃみなどで直接浴びた場合は防げませんが、知らないうちに手についてしまったウイルスを自分の体内に入れないためには、手洗いがとても重要です。手洗いは、隅々まできれいにすることが出来れば言うことありませんが、むしろ回数を増やすことが大事です。動作の節目、たとえば外出後、作業後、食事前後、などの区切りごとです。もちろん、それぞれの時間が長くなるようなら、途中でも手を洗います。つまり、ウイルスをずっと手に付いたままにしないこと、いったん手洗いをしてゼロに近づけることの繰り返しです。
消毒用のアルコール製品も品薄が続いているようですが、石けんと流水での手洗いでも効果が認められているので、とにかく手をきれいにしておくことです。自分のタオルで拭くか、ペーパータオルを使うことをおすすめします。